minne商品の再徐冷開始!/ Started to reanneal minne works

少し落ち着いてきたので、minneに出品していたガラスのハートちゃんたちを再徐冷。

なるべく春らしい色合いを、と楽しく悩みながら選び、金具を外して接着剤をがりがりと削り。

気がついたら全部ミルフィオリの作品でした笑


こちらは全部エフェトレなのでエフェトレ徐冷プログラムでただいま炉に入っています。


朝6:55分に炉をスイッチオン。予定では午後2時ころスイッチオフ。その後、炉が自然冷却するまで待つので(スイッチオフから7時間くらい?)、計14時間ほどの時間がかかります。

目指せ「美しく長く使える作品」!


昨日、七宝焼きをされている方ならどなたでもご存知の、長谷川淑子先生の「ガラス胎七宝」の本を読みました(1994年発刊)。板ガラスの上に七宝焼きの釉薬や転写シートの載せて作品を作る、文字通りガラスと七宝焼きをフュージングする技法の本です。当時としてはさぞかし画期的な手法だったと思います。(長谷川淑子先生は七宝作家としての経歴は50年以上、いまだ現役でご活躍とのこと。本当にすばらしいです!)

その本にはとても素敵な作品がたくさん載っているのですが、今回一番刺さったのは、


「800℃の炉にすぐ入れて、すぐ出すという七宝の勝負の早さに慣れている私は、ガラスを焼くということがこんなにも我慢を強いられる大変なものだったのかと、思い知らされたのも事実です。キルンワークをしているガラス作家から見れば、ごくあたり前の優しい作業であっても、専門知識や経験のない私は数々の失敗をくりかえしてきました。。。」


「七宝をやっていた人が、ガラス胎七宝にとりかかって一番とまどうのは炉の問題です。急熱、急冷で何度も炉に入れたり出したりしながら焼く七宝と違って、一度入れたら室温に下がるまでじっと忍耐強く待たねばなりません。(中略) 七宝作家がはじめてガラスを焼く時は、このあたりの気持ちの切り替えが必要です。」


でした。


今更ながら、先達の言葉の重みをかみしめています。私は七宝焼きは数年かじっただけですが、それでもガラスフュージングを始めたころから温度管理に戸惑い、そして今でもその厳しさにアタフタしています。

はい、これからも自分のペースでガラスと七宝焼きに取り組んで行きたいと思います!


【3月28日更新】

翌朝炉から取り出しました。さあ金具をつけるぞ~~~

Glass Kindred Spirits

ガラスフュージングと七宝焼きアクセサリーを作っている Mari です。 Welcome! I'm Mari, making glass fusing fusing & SHIPPO (enameling) accessories.