お試しは続く② / Continuing New Experiments

前記事でできた板を最近購入したスランピングモールドに載せてみたら

ちょこっとだけはみ出していました。これってスランピングできるのかなぁ、ちと大きすぎるかしらん?!と疑問に思い、いつも私が頼るガラスSOSのお兄様に相談してみました。折り返し、裏面にちょっとモールドの痕が残るかも、でも充分大丈夫ですよ!と背中を押していただきました。


当方スランピングなんぞ初めて。

まずはいつものつぎやんさんの動画でお勉強。

そして、ブルズアイのスランピングご推奨プログラムをチェック


ほほぉ~~今度は663℃でスランピングなのね。温度管理に気をつけなくては。


で、スランピングモールドにパージェクトプライマーをスプレーし(どの程度スプレーすればいいのかいまいちわからなかったので、たくさんスプレーしたら多すぎたかも笑 ちゃんと乾かしました)、ガラス板をのせて炉に入れました。


あまり綺麗な炉でなくてごめんなさい。七宝焼きの中古電気炉だもん、仕方ないよね。。と言い訳笑

そして、水平器を使って、ちゃんとまっすぐに置かれているのかもチェック。DIY大好きな旦那(昔、庭のウッドデッキまで作ったことあり)の工具箱を漁ると、こういったものは何でも出てくるのよね笑 

で、ドキドキしながら焼成開始。

少し低めの温度からウォッチするといいとのこと、620℃くらいから炉を何回も覗きました。結局私の炉では、660℃ではじめてガラスが下がり始めましたが。で、スランピングが始まると、ますますドキドキ!えっ、どの程度まで下げたらいいの??と思いつつ、数分置きに確認。結局ご推奨プログラムよりかなり長く、17分ほどこの温度をキープ。ようやく納得がいくところまで落ちたので、炉の温度を下げ始めました。


ちょこっと話はそれますが。。。

英語での slump や slumping は、ドスンと落ちる、という意味なので、ガラスもドスンと短い時間で落ちるのかと思ったのですが、そうではなくて、この温度帯でのガラスは、表面が溶け始める温度帯のため、ゆっくりとゆっくりと落ちるのですね。そして、このゆっくりとゆっくりと、がガラス焼成の場合、ほとんどの場面で大切なのだとこの時も思いました。


きちんと徐冷も行ない、炉が自然に冷めるのを待ちました。午前8時半ころから焼き始めて、出来上がりは午後10時半過ぎ。所要時間14時間なり。


で、出来上がった作品です。じゃじゃ~~ん! うれしいので、でかくしてあります笑

まだまだ改良の余地はあるけれど、とりあえず基本はわかりました。

次は大好きなミルフィオリを使って、エフェトレ(モレッティ)ガラスで焼成してみたいと思っています。使うガラスが違うと、温度コントロールに気を使わなくては。はい、引き続き勉強します。

Glass Kindred Spirits

ガラスフュージングと七宝焼きアクセサリーを作っている Mari です。 Welcome! I'm Mari, making glass fusing fusing & SHIPPO (enameling) accessories.