端材利用  / Using glass scraps

みなさんはどうやって端材を利用されていますか?

とりあえずお勉強になった海外動画を2本。

↑ パターンバーを作られています。

そしてそれを活用したお皿。素敵ですよね!

でも。。。たとえパターンバーを作っても、あんな立派なガラス切断機はないし。

第一、ダムもないから、ちゃんとした真四角のガラスベースを作るのは、私の小さな電気炉では難しいですよね。

でも、ああいうパターンのもの、どうしても作りたい!

ということで、その続きの動画も見てみました。

0:44あたりから

"250g.(中略)The specific gravity of my fusing glass is 2.5,  which means that a liter of glass weighs 2.5kg.  Because in this instance, we got a very nice 1/10 of that, if we had a piece of glass 1cm thick, it will be in a square 10cm x 10cm , at 1cm thick...."

「250g。私のガラスの比重は2.5、ということは、1リットルのガラスの重さは2.5㎏です。この場合、幸いなことにその10分の1を考えると、厚さ1㎝のガラスなら、10cmx10cmの正方形、1cmの厚みとなります。。。」


1:59あたりから 

"We'll dam it off again.  And its going to be 12.5cm x 12.5cm, which is going to get us close enough, good enough to 6mm thick"

「四角に囲います。12.5㎝x12.5㎝(の正方形)になり、だいたい厚さ6㎜となります。

(↑ すみません、てきとー聞き取り&和訳です。品質の保障はしません笑)


7:10あたりから

そして、この4本での12.5cm角の物体の出来上がり。涼しげで、とても素敵ですね!


わかったこと。

250gのガラス(メーカー不明)で 12.5x12.5x0.6=93.75㎤ の物体が出来上がること。


私はダムは持っていないけれど、6㎜mの法則で、ガラスを焼成すれば、結局は6㎜厚の円形になるので、そうだ!6㎜の円形を作ればいいのだ、と思い立ちました。

パターンバーだって、焼成するのではなく、フュージングのりで端材をくっつけてしまえばいいのでは?と思いました。それは、ガラスフュージング界の超有名ユーチューバー、つぎやんさんの動画を思い出したからです。

(5:40秒あたりから。)

つぎやんさん、いつもとっても勉強になる動画、本当にありがとうございます!

そういえば、以前この動画を参考に、カボションを作ったことがあります。


というわけで、とりあえず直径8㎝、厚さ6㎜の円を作ろうと、ない頭をひねって計算。

円の面積は半径x半径x3.14 なので、4x4x3.14x0.6=30.144

250gのガラスで93.75㎤の物体が出来るので、30.144㎤の物体を作るには、ほぼ3分の1のガラス量でOKのはず。まあ、一応、計算してみると、

 250:x=93.75:30.144

 93.75x=7336

 x=80.384 (計算合ってる???あたし超文系人間笑)


で、何事も挑戦!と、80gのガラスを計り、組み立てました。はい、端材をちまちまと、細切りに。おかげでプライヤーの使い方、結構上手になりました笑

↑ どう広がってしまうのか見当もつかなかったので、実際は10cmの円上に組み立ててみました。


で、トップ温度820℃で焼成。トップ温度では20分ほど頑張って焼成しました。レイアウトしたガラス間に隙間があったので、焼成途中は海藻かさんごか花のようにひらひらとしてましたが、頑張って焼成するうちにうまくくっついて円形になりました。(次回はもう少し詰めて焼成してもよさそうです。)

徐冷もして、今朝ドキドキと炉を開けてみたら、完璧な円形ではないけれど、無事出来上がりました!

↑ 表

↓ 裏

直径を測ってみたら、なんとだいたい8㎝!大成功!!


これなら、10cmのスランピング型に合うような、もう少し大きな円形にもトライできるはず。(実は私の炉内幅は12cm、11cmのセラフォーム棚板の上で焼成しているのですが、ちょっとでもガラスが広がると、炉の側面にガラスがつきそうで、いつもひやひやしています。)


そうそう、事前に離型紙にパーフェクトプライマーをふりかえておいたのですが、裏面は結構白くなってしまい、はい、久しぶりにコールドワークをしました。実は、裏面の方が気に入っているからです。この次は、裏面を上にしてのスランピングしたいと思っています。


Glass Kindred Spirits

ガラスフュージングと七宝焼きアクセサリーを作っている Mari です。 Welcome! I'm Mari, making glass fusing fusing & SHIPPO (enameling) accessories.