ここで見事にステンレスの型にくっついてしまった端材ちゃんたち。
師匠からアドバイスをいただき、厚みのあるファイバーペーパーを型の底の円周上に敷き詰めて、再度挑戦。
使ったガラスはエフェトレです。ステンレスの円筒は、キャンドゥで調達した薄めのステンレス円筒。110円なり。それから3㎜のファイバーペーパーを購入。
今度は単に端材を、出来上がりが8㎜の厚さになるよう計算して突っ込みました。(円の直径はほぼ10cmです。150gくらいのガラス量だったかな?)
師匠からは「小さい円で使う時は折れたりするので折れること前提で型に沿わす。。。」のアドバイスをいただきました。ちなみに型に沿わせるのはゆっくりやればちゃんと出来ましたが、長さが微妙に足りなくて、2か所、2重にしてあります。ガラスは不格好になってしまいますが、ガラスが外側に流れ出てしまい、またステンレスにくっついてしまっては一大事なので、ここは不格好さには目をつむることにしました。その気になれば、コールドワークしてもいいし。
焼成プログラムですが、端材積み上げなのでガラス間の空気を押し出す必要から、泡切りを通常の30分を60分に変え、トップ温度840℃で30分ほど焼成。本当はこれくらいの端材は1-2時間はトップ温度をキープしなければならないのは今までの経験でわかっていたのですが、今回はステンレスにくっつかない、がメインの実験だったので、トップ温度キープは短かったです。徐冷キープは3時間ほど取りました。
で、翌朝わくわくしながら炉から出してみると、こんな感じ。
おそるおそる型を上にあげてみたら、綺麗に取れました!今度はくっついていない!大成功!!
そして綺麗に洗い、ガラスに透かしてみると、こんな感じです。
はい、焼成が足りないのか、徐冷が足りないのか、はたまたエフェットレの端材同士の粘性の違いなのか、ひびが入っています。今は割れていないのですが、早晩、割れてしまうかな。
ちなみに3㎜のファイバーペーパーはまだちゃんとしていて、複数回の焼成に耐えてくれそうな感じでした。
わたしの(拙い)経験では、エフェットレの端材で成功するには、
・端材組み上げをきちんとして、2段までに抑える (今回は5-6層ありました)
・ガラスの色を、2~3色以内に抑える
・透明ガラスのみに限定するとうまく行く(でもコバルトブルーは避ける)
・トップ温度(820-840℃)で2時間ほど頑張って焼成する
という感じでしょうか。あっ、これはわたしの場合で、他の方なら、もっとちゃんとした指針があると思います。私自身の備忘録、と考えていただければうれしいです。
ということで頭を切り替え、早速、カボション作り~💛
写真撮り忘れましたが、この8㎜の焼成済の厚いガラスを切るのには、厚板用ランニングプライヤーがとても役立ちました。見てください、この美しい切り口!←大げさ(笑)
でもマジ、今までブルーランナーではほとんど成功したことのない、厚みのあるガラスを綺麗にまっすぐに切るのには必需品です。特にか弱い(笑)わたしには。
これはガラスが複雑に組み込まれているので、カボションもきっと面白いものになる!と信じて焼成しました。トップ温度840℃、40分ほどカボションがまん丸になるまでしつこく焼成しました。
で、炉から取り出してみると、じゃじゃ~~ん!
きゃあ~~~可愛い!!
そしてインスタ映え(笑)するような写真はこんな感じです。
これは使えそう!指輪、プチネックレスペンダント、タックピン。。。夢が広がります。
それに、以前お友達からちょこっと希望があった、お母さまが大好きだった赤を再現できたかも~💛
とりあえず8月末ぎりぎりでしたが、夏休みの課題は何とかクリアできたかな~~
それにしてもいつも課題提出がギリギリとなってしまう自分の性質、何年経っても変わらない(笑) はい、これからもマイペースで頑張りま~す。
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