そろそろ座学にも飽きてきたし、ガラスがたまらなく焼成したくなってきました。
でもここしばらくは、無事にカトラリーレストを完成させるべく、それに関連した実験を行っていきたいと思います。
いつものブルズアイガラスのページに、2cm角のガラスを5層に重ねて焼成し、カボションを作る、というサイトを見つけました。
私は今まで、3層のガラスまでしか焼いたことがありません(←それも今回もいきなり大物にチャレンジして失敗しているし)
なので、厚みのあるガラスの焼成がうまくいくかどうか、試してみようと思いました。
(適当和訳です。お持ち帰りは固くお断りしています。)
Top (6 mm): A “lensing” layer of Clear. This layer will stretch considerably.
Bottom (6 mm): Typically not visible from the front. This layer will stretch the least.
積み上げ方
トップ:(6mm):レンズの意味を果たす層、無色透明ガラスを使用。この層は(焼成後)かなり広がる
真ん中:(3-4㎜):この層も広がり、上の層から透けて見える。3mmのガラスシートもしくは余らせている切り残し3㎜ガラスを使う
下の部分(6mm):表面から見ることが出来ない。この層はあまり広がらない
400°F (222°C) 1225°F (662°C) :30
600°F (333°C) 1525°F (829°C) :30
100°F (56°C) 700°F (371°C) :00
カボション焼成スケジュール(訳者注:わたしなりにわかりやすいようにかみ砕いています)
温度上昇 ホールド
0ー662℃ 222℃/h (約3時間)
662℃ 30分ホールド
662℃-829℃ 333℃/h (30分であげる)
829℃ 10分ホールド
482℃ 60分ホールド
371℃まで2時間かけて下げる
注:この焼成プログラムは、ガラスが(訳者注:出荷)テストされているよりさらに広い領域にまで及びます。場合によってはガラスの透明性が失われたりまたガラスの互換性に問題が発生するかもしれません。複数焼成する前に、お試し焼成をお勧めします。
で、約2cm角のガラスを6㎜+3㎜+6㎜=15㎜相当、積み上げました。
なぜ相当かというと、以前3㎜x2層で焼成したガラスなどを転用したからです。
はい、わたしは持っているガラスのほとんどがモレッティなので、手元にあるいくつかのブルズアイをリサイクル笑
これを上記プログラムで焼成すること7時間余り、途中温度キープや徐冷など大切な時はスイッチのオンオフが10分おきくらいに必要で、ひたすらアナログ炉の番人と化していました笑 でもこの炉の番人、悪くもなかったのです。おかげで、自分の電気炉でブルズアイ推奨のフルフューズプログラムのためのスイッチ管理、ほぼわかりました。(でもデジタルプログラマー、早く来て~~)
で、炉が冷めるまで自然徐冷
今朝炉を開けてみたら、じゃじゃ~~~ん!ちゃんと出来てる!
プロの仕事と違ってちといびつだけれど笑 まあもともと、リサイクルガラスや手元の端材を使っているので、ある程度仕方ないのですが(負け惜しみ笑)
そういえばブルズアイのホームページに、3㎝程度の円に広がるので隙間をあけて、と書いてありました。ギリギリセーフでしたね笑
そしてそれっぽい写真を。
と、ここまで書いて、つぎやんさんの動画を思い出しました。
な~~んだあ、昨日この動画を思い出していれば、ブルズアイページを読み込む必要はなかったのにぃ。
あっ、でも自分でサイトを読み込むと、かなり真剣になります。(つぎやんさんの動画を見る時はふざけているという意味では決してありません。もっともつぎやんさんの面白トークや身振り手振りでいつもとっても楽しく勉強させてもらっています。)
最近こういったガラスサイトを読む度に、高校時代の化学の教科書を読んでいる気分になります。ガラスって科学と芸術が融合したものなのですね!
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