電気炉の温度ムラ  / Temperature difference inside my kiln

先日友人と一緒にガラスフュージングをしました。

友人の作品を真似て、箸置きを作りました。

↑ 私の作品。

↓ 友人の作品。

似すぎでしょ笑 そりゃそうです、私がミルフィオリの種類を変えただけ。ぺこり。

それも、私のミルフィオリの載せ方、すごく雑です汗

レイアウトとしては、下に不透明白のガラスを置き、その上に同じ大きさの透明ガラスを置き、その上にミルフィオリやら透明のガラスのつぶつぶを載せています。


実は一緒に焼成して、試してみたかったことがあったのです。(似すぎの言い訳笑)

ちなみにガラスはエフェトレです。

つぶつぶ感をそのまま出したかったので焼成はトップ温度720℃(タックフュージング)、10分キープ。10分キープの途中、均一に焼けるよう一度電気炉から取り出して、棚板を180℃ひっくり返しています。はい、ちゃんと徐冷もしています。


写真は、焼成後です。

わかったこと、ふたつ。

1)白いガラスはマジ溶けにくい。箸置きの4つの角(白不透明部分)がまだちょこっと角ばっていて触ると痛いです。

  →白い不透明ガラスなので削っても曇りが見えないし、コールドワークで簡単に解決!

2)炉の扉に近かった、端っこに置いた箸置き2本(上の写真で赤い楕円で囲ってあるもの)が、真ん中に置いた2本に比べてあまりガラスが溶けていません。途中トップ温度で扉を開け閉めしたこともありますが、きっと、炉の扉側にあった時、扉側の温度が低くてあまり焼けてないのですよね。。。


こういう時、炉内温度がなるべく均一になるよう設計されている、ガラス専用の電気炉が欲しくなります。


実は私は中古ですがシロタのピクチャー1(炉内寸法 W230 × H90 × D300mm。アナログ式)を持っているので、もっと広い、そしていい環境でガラスを焼くこともできるはずですが。。。。

最近自慢のデジタル温度調整器も、ピクチャー1にも接続できるよう、仕様の高いものを購入しています。

でも、ピクチャー1は、アクセサリーメインの七宝焼きの電気炉としてはデカすぎるし、大きいゆえ場所取るし。何よりも13 Aなので、真夏に冷房と一緒に使ったら、ブレーカーが落ちる可能性大(SF2は7A)、と早速理系旦那から指摘されました。とほほ。


で、旦那は「焼成中、保温カバー?(鍋カバーやティ―コジーみたいなもの)で電気炉全体を覆ってみれば?」と提案してくれたけれど、高温になる電気炉をカバーするのは、なんだか怖いですよね。(でも検討の余地あり)


と書き連ねながらよくよく確認すると、シロタのピクチャー1ってやっぱり炉内広いのですね💛 もう一度書きます、W230 × H90 × D300mm(炉内面積 690㎠)。

現在使っているSF2の炉内はW120 × H80 × D190mm(炉内面積 228㎠)。

ピクチャー1に変えると炉内面積(焼成スペース)、現在の3倍💛


ガラスフュージングをもっともっと頑張って、ピクチャー1に切り替えることが出来るよう、旦那を説得できる材料(実績)を積み上げましょ💛

目標を持つことはとてもいいことですもんね!


とりあえず、小さな箸置き1つの焼成でも新たな発見がたくさんある!というお話でした。



Glass Kindred Spirits

ガラスフュージングと七宝焼きアクセサリーを作っている Mari です。 Welcome! I'm Mari, making glass fusing fusing & SHIPPO (enameling) accessories.