前記事を書いている途中、一日かけて焼成した端材利用のほぼ円形物体、一応形にはなりました。前記事に書いた通り、アニールソークだけで4時間、合計9時間半くらいのプログラムで、その後自然徐冷しました。
恥をしのんで 検証のため、大きな画像で。
↑ 表面。割れが見えますが、一応表面はつるつるしています。
↓ 裏面。割れは見えますが、手に当たることはなく、フラットな状態です。
フルフューズして全部を一旦溶かしたつもりだったけれど、この割れ目が気になるなあ。。
今回は徐冷に4時間かけたので、今時点ではボロボロと割れることはないけれど。(徐冷の効果って凄いですね!) この板はこのまま取っておいて、様子を見たいと思います。
そして、いつもとっても頼りになる師匠に相談。
師匠からも、今回の焼成プログラムは間違っていない、他のもので成功しているのであれば、今回の割れはガラス自体の問題。。。とのアドバイスをいただきました。
(お忙しい中、本当にありがとうございました。)
そういえば今回の端材の中には、ガラスフュージングを始めた頃、ステンドグラス畑の方から購入した端材が含まれています(ブルーグリーンのもの)。もしかしたらそのガラスの中に、エフェトレではないものが含まれていたのかもしれません。
あと、これはブルズアイのHPはじめいろいろなところに書かれているのですが、たとえ膨張係数が合っていたとしても、必ずしも100%コンパチブルではない可能性がある、とのことです。(これって常識?!)あっ、ブルズアイのガラスは必ず工場チェックを受けて、コンパチブルであることが証明されたもののみを出荷しているとのことです。工場出荷のガラスには「コンパチブル」のシールが貼ってありますよね。
なので、膨張係数神話を100%信じるのは危険とも。ここら辺については、文系脳にはちょこっと難しそうなので、もう少し勉強して自分がきちんと理解できたら、書いてみたいと思います。
とまれ、アニールソーク2時間では割れてしまうものが、4時間かければとりあえず形にはなる。徐冷の威力と大切さをまたまた思い知らされた一件でした。
それから、最近は失敗をたくさんしているので、失敗しても、それほど落ち込まなくなりました。ああまたか。。。という感じです。でも、失敗した原因を追究する姿勢だけは持ち続けたいと思っています。ガラスフュージング、とても奥深いです。
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