愚かな私は、デジタル温度調整器を電気炉に接続して、プログラムを正しく入力さえすれば、後はすべて温度調整器側できちんと温度と時間をコントロールし、自分は何もすることはなしに、プログラムは粛々と進んでいく、と思っていました。
でもその実は、何回かのお試し焼成でいくつかの問題点が上がりました。
(だらだらと書いているので、少しわかりにくいかもしれません。ごめんなさい。)
・温度上昇ピッチが一定ではない。自分がここで実験して得たデータをもとに、自分の手で適宜ダイアルを回しての、マニュアル温度調整が必要→自分の炉の温度と以前取ったデータの上昇曲線とにらめっこしながら、はい、ダイヤルを回しました。
(もう少し楽になるよう、理系旦那が、調整器に最初に内蔵されているプログラムを少しいじってくれるそうです。昨晩も20ページくらいの英文マニュアルと首っ引き。ありがたいです💛 それと、何回かに分けて「温度を上げてその温度をキープする」を実行すれば、もう少しなめらかな上昇曲線になりそう。)
・例えば30分ホールド、とプログラム設定したとしても、ジャストその温度でホールド(同じ温度で一定時間キープすること)を開始できないと、なぜか次のプログラムに移ってしまう → 焦ってホールドボタンを押して、数度高い(温度上昇中のホールドの場合)温度で必要時間ホールドする
・スランピングなどで、もうホールド時間は充分なので早く温度を下げたい、と思っても、指定時間が来ないと温度を下げることが出来ない(プログラムを次のステップに進めるようスキップを入れることができない)。また、マニュアルでホールド時間を追加する(当初設定の時間より長い時間その温度をキープする)と、いつまで経っても次のプログラムに切り替わらない。
逆にメリットとしては、一定温度でのキープはとても得意な優秀な子で、特に徐冷キープなどの60分、90分、120分キープは一旦キーププログラムにうまく軟着陸できれば、そのままキープ時間は放置していてもOK。
とりあえず現段階では、ガラスの温度上昇、トップ温度での焼成具合の確認、失透を避けるための急冷あたりは目を光らせていて、徐冷などの焼成の後半部分は時々炉を覗くのでいいのかな?トップ温度での焼成具合確認と失透を避けるための急冷は、どのみち、目を光らせる必要があるし。
デジタル温度調整器と親友になるまでには、もうしばらく時間がかかりそうです。
で、調整器のお試しついでに、スランピングのお試しをしています。
炉に入れる前。一応、八角形のモールドを使う予定。
ベースの黄緑は八角形に切りましたが、2層目、ミルフィオリを置いた後の隙間はそれこそ透明端材で埋めました。だって端材が果てしなく出るのですもの。
トップ温度780℃でしつこく焼いたら、とりあえず表面が平になりました。八角形がちといびつになりましたが笑
ブルズアイの動画によると、ここでコールドワークでしっかりと縁を綺麗にしておくと、お皿をスランピングした後の仕上がりがとても綺麗になるとのことですが、まだお試しなのでコールドワークまで手が回らず。そこは次回の課題としたいと思います。
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