以前制作した、ちょこっとお皿っぽい作品がありました。ミルフィオリチップを使い、割と気に入っていました。
でもちゃんと徐冷していないし、「よし!スランピングしてみよう!」と思い立ちました。
ちなみに3ミリの透明板の周辺にミルフィオリチップを置き、ミルフィオリチップの上にさらに細いガラス板をのせて焼成してあります(真ん中3㎜、周辺7-8ミリ)
早速ガラスの師匠に相談。折り返し、「部分的に厚みがかなり違うので、温度差で割れやすい状態。かなりゆっくりと温度を上げ下げしないと。。4-5時間かけて温度を上げるかな。。」とのお答え。いつもいつも貴重なアドバイス、本当にありがとうございます。
そうっか、そういえばブルズアイの動画にも、厚みの違うガラスのスランピングには、一番厚みのある部分の2倍の厚みがあると考えて焼成プログラムを組む必要がある。。と言っていたし。でも、そこまでしてこの板をスランピングする意味ってあるのかな、と思い、ない知恵をしぼり、「もともとスランピングモールドよりかなり小さ目だし、ガラスを足して厚みを均一にしよう!」と思いました。
で、周りに得意の廃材やらストリンガーをのせてみました。
で、トップ温度780℃でフルフューズ。翌日炉から出してみると
まあそれなりに均一の厚みになっていました。周辺に足したガラスの量やらストリンガーが微妙にずれているけれど笑
これをスランピングするのですが、ガラスの表を上(上の写真に写っている状態)にするか、ひっくり返した方がいいのか、迷い始めました。(これが失敗の元)
で、裏面を上にした方が出来上がりが綺麗かな、と思い、裏面を上にして炉に入れました(下の写真の状態)。裏面はざらざらしているけれど、もう一度炉に入れれば、ファイヤーポリッシュ(高温の炉でガラスの表面が溶けてつるつるの状態になること)され、ざらざら感が溶けるかな、と期待しつつ。
で、翌朝炉から取り出して、がが~~~~~~~~ん!!
ファイヤーポリッシュされていない!
そりゃそうです。。。スランピングのトップ温度は私の炉の場合、650℃。ファイヤーポリッシュするためには720℃くらいまで炉の温度を上げる必要があったんだ。。。ふう。。。。
まあこれはサンドブラスト(すりガラス)仕上げをしたつもりにしようかしらん笑
いやいや、自分への教訓として、このままの状態で取っておこうかな。
だんなは真ん中にシールが貼ってあるみたいではがしたくなる、と辛口(汗)
ガラスってやっぱり難しいです。
「一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる~♪」
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