スランピングの完全な失敗です涙
ここでこんなに考えて、手間暇かけて作った円形物体を昨日スランピング。
あまり輝いていない裏面を上にしてスランピングしたいので、まずは次の動画の後半部分(9:59あたりから)を参考にしました。
つぎやんさん、いつもためになる動画を本当にありがとうございます!
トップ温度710℃か、普段は660℃だから、50℃も高いけれど、これで成功間違いなし!
と意気込んで一日かけて焼成、夜中に取り出してみたら。。。。
割れてる!!!(大汗)
なんでえ~~~~~それもちゃんとパーフェクトプライマーかけていたのに、モールドにくっついている(涙)
とりあえず夜中だったにも関わらず、はがすことに挑戦。
炉で焼成板を出し入れするでかいはさみを使ったら、意外とガシガシ取れました。
でも、途中2か所ほどけがをして、バンドエイド(とひさしぶりに輪ゴム)のお世話になりました。(夜中に血を見るのは、心臓に悪いです。。)
で、最後はサンドペーパーまで持ち出して磨くこと30分くらいかな、ようやく白い面が戻ってきました。でも、写真を大きくするとわかるのですが、つるつるして美しかったモールドがざらざらに、そして一か所、側面部分に小さな傷がついてしまいました。。。。
この状態で、次に綺麗にスランピングできるかしらん?!(それが一番気がかり)
朝になって、割れてしまった原因を考えてみました。
割れていて、でもそのまま尖った状態でガラスが残っているということは、徐冷に失敗した??? えっ、普段通りにやっただけなのに。それはあり得ないよぉ~~~
普段と違ったところは、トップ温度710℃、というより、その温度ではいつまでもスランピングしてくれなかったので、720℃、730℃と段階を踏んでトップ温度を上げて結局スランピングとしては高温で30分くらい焼成してしまったこと。(モールドは800℃以上では焼成しないでほしい、とのことだったので、モールドはこの温度なら大丈夫、と確認した上で730℃まで温度をあげました。)
今なら冷静に考えられるのですが、730℃はわが炉では、カトラリーレストの真ん中のつぶつぶちゃんが少しずつ溶け出し、形がなくなり始める温度帯です。
こちらのレポート https://www.jujo.net/files/2415/5859/9500/jujo-news-last.pdf の2ページ目に「スランピングモールドの底には空気が抜けるように小さな穴が空いています。初期段階でゆっくりと温度を上げ、ガラスが徐々に曲がって行き、空気を小さな穴から押し出すようにしてモールドの底に空気が溜まらないようにします。 今回の原因は、上昇温度のスピードが早過ぎた事と、スランピングの設定温度が高過ぎたため溶けたガラスがモールドの穴を塞いでしまった事です。」との記載があります。
上昇温度のスピードは通常通りなので問題はなさそうです。
でも私はスランピングとしては高温の温度帯で長時間焼成しすぎて、溶けたガラスがモールドの穴を塞いでしまっていて、ガラスが割れたのかな。。。と結論づけました。(あってるかなあ??)
今までは気にも留めなかったモールドの小さな穴、それにも本当に重要な役割があったのだと、焼成しやすいスランピングモールドを作ってくださったどなたかに感謝です。はあ、私はまだまだだな。。。と実感させられました。
あと、私の8㎝の円形物体を、あの10cmモールドでスランピングするのは現実的ではなかったと思います。モールドはかなり浅めのものなので、8㎝ではほとんど平たいまま。それではいくら焼成してもガラスは沈みませんよね。あたしってホントおバカ。とほほ。
そしてそのモールド、ちゃんと焼成に使えるかしらん?!あの小さな傷、焼成したお皿に出てしまうかな。。。
今日は少し多めにパーフェクトプライマーをふりかけ、ただいまもう一つ、端材で作った円形物体(今度はちゃんと10cmあります)を焼成中です。無事焼成できますように。
そして、無残にも壊れてしまったこちらの欠片たち。カボションにしたら面白そうなので、使えそうなものは取っておくことにしました。いつの日にか、日の目を見ることができますように。
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