やっぱり。。。

前回ここで見事に失敗した焼成💦

ここでも一応形になったものの、そこかしこに大きな割れ目💦

師匠に報告したら、「端材利用、おそらく違う色であれば大丈夫だったかと思います。やはり膨張の違うものが入っていそうですね。焼成プログラムは問題ないので通常であればそのサイズ、厚みであれば徐冷方法などでそこまで割れることはないかと思います。また違った色やブルズアイなどでも同じプログラムでやってみて下さいね。」との励まし。

で、投げ出そう しばらくは忘れていようと思っていた端材利用プロジェクト、もう一度だけトライしてみることにしました。


ブルズアイHPの動画(どの動画かは忘れました)に、「ガラスが(焼成中に)割れるのには必ず原因があります」との一節があります。うう。。。沁みる。


まずは失敗はどこに起因するのか。

端材利用でいままでにいくつも10cmの円形を作ってきましたが、見事に失敗したのは上の2回。共通するのは、色合いが大好きで、他のブルー系ガラスとのコントラストが美しいコバルトブルーをふんだんに使っていることです。そして、ここでも書いている通り、以前にもその品質に疑問を持っていたものでした。

数年前、さるステンドガラス店の閉店セールで25cm角のものを手に入れました。その頃はなんとも思っていなかったのですが、今改めて見ると、なんだか質感が普通のエフェトレの透明のものとは違い、半透明な感じです。光にかざすと透明なことはわかるのですが。表面ざらざら、小さな傷もたくさん入っています。

そうそう、コバルトブルーではいくつものカトラリーレストを焼成していますが、みなさんのお手元に渡っているのは、このガラスに疑問を持ったので、その後新しく購入したもので作りました。その点はご安心くださいね。(万が一不具合がありましたら、遠慮なくお知らせください)


余談ですが、センサーをかざすとそのガラスの膨張係数がわかる小さなチェックマシンがあればいいのにぃ。最近はそこかしこのお店の入店時に体温を測りますが、そんな感じでお手軽に。スマホのアプリであればもっといいのに、ついでにストライカーはストライカーとして教えてくれる機器がほしいな~💛と、技術的な難しさや市場の狭さなどを考えないお気楽な私は思っています笑


前置きが長くなってごめんなさい。

ということで、この大好きなコバルトブルーを除外して、他の水色、ブルーグリーン、黄緑の3色の色ガラスと透明ガラスで組み上げました。

丸くするためのコツ。

・直径100㎜x6㎜の円形を作るのに必要なガラス量を正確に測る

・半径10㎝の円を離型紙に書き、その範囲内にガラスを積み上げる

・円周の近くはなるべく平らにしておく

・最後に積み上げたものの上に透明フリット(ガラス分量内)をのせて、出来上がりで穴が開かないようにする


で、トップ温度840度で40分ほど焼成、徐冷キープ4時間。

無事焼成できました!

どう?わりとちゃんとした円形になってますよね!(自画自賛笑)

これはスランピングしてみようかな。


やっぱりあのコバルトブルーが悪かったんだ💦💦💦

でも、ちゃんとモレッティの品番がついていたのに。。。今はもうそのラベルは捨ててしまっていますが。ここでひとつ教訓。ガラス品番ラベルはそのガラスがなくなるまで極力取っておくこと!


そして、もしかしたら、膨張係数は合っているけれど、他の要因で割れてしまった可能性もあり??膨張係数神話を100%信じてはいけない、とブルズアイのHPの記事に書いてあります。

次は、その話について検証してみたいと思います。って、かなり難しいのですよね。私に出来るかしらん?!

Glass Kindred Spirits

ガラスフュージングと七宝焼きアクセサリーを作っている Mari です。 Welcome! I'm Mari, making glass fusing fusing & SHIPPO (enameling) accessories.